今回は外構編の土間コンクリートをDIYする方法についてお届けします。
土間コンクリートとは一般的な舗装の種類で、駐車場やアプローチなどに施工されているのを見かけると思います。
外構では他にも芝生や砂利などを敷いて仕上げる方法もありますが、駐車スペースでは土間コンクリートの方が手入れが簡単で使いやすいことから定番になっていますね。
「でも土間コンクリートの施工ってDIYできるのか不安な方も多いはず!」
土間コンクリートを施工するには知識や技術が必要になりますが、しっかり準備をすることでDIYは可能ですよ。
この記事では必要な材料や用意する道具、DIY方法についてまとめましたので参考にしてください。
土間コンクリートDIYに何が必要なの?
土間コンクリートをDIYするには使用する道具が多いので参考にしてください↓
用意する道具
- インパクトドライバー
- 丸ノコ
- ディスクグラインダー
- ハッカー&結束線
- ハンマー
- スケール(コンベックス)
- 鉛筆
- チョークライン
- レーザーレベル
- 剣先スコップ
- 鋤簾
- タンパー
- 攪拌機
- 練り樽
- バケツ&ブラシ&柄杓
- 土間鏝&面引鏝
必要な材料
下の材料はホームセンターの資材館で手軽に揃えることができます。
土間コンクリートの作り方
準備ができたら土間コンクリート作りを始めましょう↓
Mission.1 下地づくり
まず土間コンクリートの施工範囲と仕上げ高さを決め剣先スコップ&鋤簾を使って余分な土の鋤取りをしていきます。水勾配は3%程度に設定すると雨水などが溜まる心配はありません。
土間コンクリートの仕上げ高さの決め方は周囲の高さに合わせながら道路面に向かって低くして勾配をとるようにしてください。
コンクリート:厚み100㎜、砕石:厚み50㎜で施工しています。
次に砕石を均等に敷いていきタンパーで叩いて転圧(締固め)します。しっかり転圧をすることで沈下やひび割れの原因を防ぐための重要な工程となります。
この下地づくりの作業は力仕事なので本当に大変です。プロの方は重機や機械を使って作業をしますがDIYということで手作業で頑張っていきましょう!
Mission.2 打設前の準備
下地ができたらコンクリートを流し込むための準備をしていきます。貫板やベニヤ板で土間コンクリートの枠を設置して木杭や鉄筋棒などで枠が動かいようにしっかり固定します。

そして設置した枠の四隅に仕上げ高さのポイントを印してチョークラインを使って墨出しをします。
ワイヤーメッシュ(溶接金網)は枠の寸法から-20~30㎜でカットして敷いていきます。

これでコンクリート打設の準備ができたので少し休憩しましょう。
次の工程に進む前に仕上がり高さは間違えていないか、設置した枠はちゃんと固定できているか確認してください。
Mission.3 コンクリート打設
それでは下の道具と材料を使ってコンクリートを練りましょう↓
- 攪拌機
- 練り樽(ドラム缶)
- バケツ
- 柄杓
- 剣先スコップ
コンクリートの材料↓
- 川砂
- 川砂利
- セメント
- 水
「コンクリートの作り方」
① 練り樽に川砂とセメントを入れる
② 水を適量入れて攪拌機でよく混ぜる
② 川砂利を入れて水を適量足しながら、混ぜるとコンクリートの完成です
練ったコンクリートを剣先スコップですくい枠の端から流し込んでいきます。仕上がり高さを意識しながらチョークライン位置まで入れて土間鏝で均します。
※コンクリート打設後に表面を軽く押し込むイメージで鏝を当てると小さい砂利が下がり、この後の仕上げがしやすくなります。
Mission.4 仕上げ
表面の水が引いてきたら面引鏝を使って枠廻りの面を取っていきます。次に土間鏝に持ち替えてコンクリートの表面を押さえて少し放置します。
コンクリートの表面が凸凹にならないよう土間鏝の当て方を微調整しながら押さえていきましょう。


「面引鏝で面を取る、表面を土間鏝で押さえる、乾かす」この作業を3回程を繰り返して表面をきれいに仕上げましょう。

Mission.5 養生
養生期間として約1週間ほど放置した後に枠を解体します。最後に土間コンクリート周りを埋め戻して完成です。

まとめ
「土間コンクリートのDIYは難易度が高い!」
DIY初心者の方でも施工は可能ですが「それなりの知識や技術が必要ですし、用意する道具も沢山あります」土間コンクリートDIYに挑戦する際は、しっかり準備してから施工してくださいね。
駐車場やお庭を土間コンクリートにする最大メリットはスタイリッシュなスッキリとした見た目や雑草対策、お手入れが簡単なことです。その反面デメリットなのが力仕事と日数がかかることですね。時間に余裕をもってDIYに挑戦してください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

